OPPフィルムとは?業務用で失敗しないための種類別ガイド
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OPPフィルムとは?業務用で失敗しないための種類別ガイド
ラッピングや食品包装、通販商品の梱包などで使われる透明なフィルム。
それが「OPPフィルム」です。
見た目はどれも似ているように見えますが、実は用途に応じてさまざまな種類があり、選び方を間違えると「曇って見えない」「封ができない」「湿気で中身が劣化」などのトラブルにつながることも…。
この記事では、業務用としてOPPフィルムを使いたい方に向けて、基本の知識と失敗しない選び方をわかりやすく解説します。
■ OPPフィルムとは?
OPPとは「Oriented Polypropylene(延伸ポリプロピレン)」の略で、透明性・防湿性・光沢・強度に優れた薄いプラスチックフィルムのこと。
パリっとしたハリがあり、美しいツヤと軽さが特徴です。
主に以下のような場面で使われます:
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花束・ギフトのラッピング
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食品(お菓子・乾物・青果など)の包装
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通販商品の透明封筒や外装
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印刷物のパッケージやフィルムラミネート
■ OPPフィルムの主な種類と特徴
OPPフィルムには、使用目的に合わせてさまざまなタイプがあります。以下に代表的な種類をまとめました。
1. 延伸OPP(一般的なOPP)
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高透明・ハリがあり、美しい光沢
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一般的なラッピングやパッケージに最も多く使われるタイプ
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花のラッピング、クリア封筒、OPP袋などに最適
2. CPP(無延伸OPP)
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柔らかくしなやかで、ヒートシール性に優れる
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主に延伸OPPとのラミネートや、食品パッケージの内面材に使用
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熱でしっかり封をしたい場合におすすめ
3. 防曇OPP
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内側に曇り止め加工あり
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野菜や果物など水分を含む食品を包んでも、曇らず中身がよく見える
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青果店・スーパーでの包装に多用される
金本セロファンの防曇OPPはこちら
4. 防湿OPP
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湿気を通しにくく、乾物・焼き菓子・粉類などの包装に適している
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湿気による品質劣化を防げるので食品系に特におすすめ
5. マットOPP
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表面がサラサラで光沢がなく、高級感のある見た目
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ギフト包装や冊子の表紙などで「しっとりした質感」を出したい時に
6. 白色OPP
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不透明な白いフィルム
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パッケージの裏打ちや、デザイン重視の印刷物に使われる
■ 用途別おすすめOPPフィルムまとめ
使用シーン | おすすめフィルム | 理由 |
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花のラッピング | 延伸OPP | ツヤがあり、パリッとした見た目で映える |
野菜・果物の包装 | 防曇OPP | 曇らず中身が見えるため、商品がきれいに見える |
焼き菓子・乾物包装 | 防湿OPP+CPP | 湿気と密封に強く、保存性が高まる |
高級ギフト | マットOPP | 落ち着いた質感で、上品なラッピングができる |
印刷・販促物 | 白色OPP/ラミ用OPP | 発色が良く、裏写りせずにデザインが映える |
■ OPPフィルム選びで失敗しないポイント
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中身が曇って見えづらい… → 防曇タイプを選ぶ
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中身が湿気で変質してしまう… → 防湿+ヒートシール性ありを選ぶ
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ラッピングの見た目が安っぽい… → マットOPPや柄入りOPPで印象UP
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印刷インクが乗らない… → コロナ処理済の印刷適性のあるフィルムを選ぶ
業務用で大量に使う場合は、事前に「使用環境・中身・包装方法(手封かヒートシールか)」を明確にしておくと安心です。
■ まとめ
OPPフィルムはただの“透明な袋”ではなく、使用目的によって適切な種類を選ぶ必要がある素材です。
業務用として活用する際は、
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「中身の特性」
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「使い方(手封か自動包装か)」
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「見た目のこだわり」
をもとに、最適なフィルムを選んでみてください。
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もし「どれを選んだらいいかわからない…」という方は、お気軽にご相談ください。
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