OPPフィルムとは
今回は、OPPフィルムについてご紹介致します。
≪OPPって何ですか?≫
OPPとは、主に石油由来の原料を主原料として作られた二軸延伸ポリプロピレンのことで、縦と横の2方向に延伸したフィルムのことです。
この2方向に延伸することで、フィルムの腰(硬さ)と、透明性の効果が生まれています。
またOPPフィルムは、フィルムの中でも安価で透明性と耐水性があり、一般に広く使われています。
皆さんの身近では、野菜の袋やお花のラッピングなど目にすることが多いフィルムではないでしょうか。
≪OPPフィルムの種類≫
OPPフィルムには、帯電防止タイプの汎用グレード、鮮度保持タイプ、ヒートシールタイプ、無静防タイプ、パールタイプなど様々な種類があり、用途に応じてフィルムグレードを使い分けています。
≪OPPの厚み≫
OPPフィルムの一般的な厚みは、20μ、25μ、30μ、40μ、50μ、60μになります。
その他には、15μ、24μ、35μなどもあります。
≪OPPの特徴≫
OPPの特徴は、透明度と光沢感、そして耐水性がある腰の強い(硬い)フィルムです。
また、燃やしてもダイオキシンが発生しない環境に易しいフィルムです。
使用可能な温度は、-50~120℃迄の間でお使い頂けますので、幅広い用途でのご利用ができることが大きな特徴となります。
≪まとめ≫
OPPフィルムは、石油由来で安価にもかかわらず加工が容易なフィルムの為、幅広い用途でお使い頂いています。
近年では、環境問題への関心の高まりから石油製品を使うことを敬遠されていますが、OPPフィルムのように安価で加工適性の良い代替のフィルムがないことから、なくてはならないフィルムの一つとなっています。
今回は、OPPフィルムについてご紹介致しました。
弊社では、OPPフィルムにかかわらず、様々なフィルムを取扱っています。
ご不明点や、ご要望などがありましたら、遠慮なくお問合せ下さい。
最後まで、お読み頂きましてありがとうございました。