スリッターとは?用途・仕組み・選び方をわかりやすく解説
目次
スリッターとは?
スリッターとは、ロール状の素材(フィルム・紙・アルミなど)を、必要な幅にスリット(切断)して巻き直す機械です。
「スリット加工機」や「スリッター機」とも呼ばれ、製品を目的のサイズに仕上げる際に欠かせない存在です。
どういう業界で使われているの?
スリッターは、以下のような業界で活躍しています。
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包装資材業界(OPPフィルム、CPPフィルムなど)
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製紙業界(ラッピング用紙、耐油紙など)
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電子部品・絶縁材(ポリイミドテープや絶縁フィルムなど)
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アルミ箔・金属箔業界
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医薬・食品業界(食品包装フィルム、衛生用紙 など)
スリッターの仕組み
スリッター機の基本的な構造は次の通りです。
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原反(大きなロール)をセット
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カッターや丸刃でスリット(切断)
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切断後、複数の巻き取りロールに巻き直す
素材や仕上げ方に応じて、シャー刃式やレザー刃式など刃の種類を使い分けます。
スリッター加工のメリット
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必要な幅でロスを抑えて使える
→ 資材の無駄を減らし、効率的に使用可能。 -
小ロット・多品種対応が可能
→ 商品や用途に合わせて柔軟に加工できる。 -
在庫スペースの最適化
→ 必要な幅や巻き数に応じた調整で保管もスッキリ。
スリッター加工が必要になるケースとは?
たとえば、
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花屋さんのラッピング用フィルムを幅30cmで100m巻きにしたい
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食品包装用のフィルムを手作業用サイズに分けたい
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検査機にかけるために狭い幅のテストロールを作りたい
といったときに、スリッター加工が役立ちます。
スリッター加工を依頼するには?
スリッター加工を依頼したい場合は、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
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素材の種類(例:OPP、セロファンなど)
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元のサイズ(幅×巻き数など)
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希望の仕上がりサイズ(幅・長さ・巻き方)
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使用用途(食品用かどうかなど)
まとめ:スリッターは現場の効率を支える加工機
スリッターは、素材を使いやすくするための大切な工程を担っています。
正しく使えばコスト削減・在庫最適化・品質向上にもつながる重要な加工機です。
「こんな用途でもスリットできる?」
「食品用に使えるフィルムを小巻にしたい」など、
お困りの際はお気軽にお問い合わせください!