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セロファンの廃棄処分方法について

       

今回は、『セロファンの廃棄処分方法』についてご紹介をさせて頂きます。

 

≪セロファンは、何で作られているの?≫

 

セロファンの廃棄処分方法について述べさせて頂く前に、セロファンが何から作られているのかをご紹介させて頂きます。

 

セロファンの主原料は、パルプです。

そのパルプを溶解し化学処理を行い、ビスコースという溶液にし、凝固再生することで作られています。

 

そのため、紙に近い性質を持ったフィルムと言われています。

 

この紙に近い性質のフィルムであることから、昭和の中頃までは『透明紙』と言われる方もおられました。

 

≪セロファンの処分方法について≫

 

セロファンは、先ほども述べました通りパルプを基にして作られており、紙に近い性質を持っています。

そのため、紙の様に再生できると思われている方が多いです。

 

実際には?

 

 

セロファンは、製造過程でパルプ繊維を溶解して繊維性を無くしており、また膠着して作られていない為、『再度パルプに戻すことが出来ない』ので製紙原料にすることができません。

 

また、セロファンは、日本標準商品分類でも容器包装リサイクル法でも、『紙とは別のもの』として定義されています。

 

結果、紙に該当しませんので、一般廃棄物として処分して頂くことになります。

 

但し、他のフィルム等と貼り合せた複合フィルムの場合は、そのフィルム等の比重に合わせて処分して下さい。

 

 

≪まとめ≫

 

セロファンは、パルプ原料から製造されていますが、製造工程で繊維性を無くしており繊維の再結合ができず、紙として再生することができません。

 

また、リサイクル法などでも「紙」として定義されていないことから、再商品化義務の対象外となっています。

このことから、セロファンは一般廃棄物として廃棄処分することが正しいと言えます。

 

 

今回は、皆様からのお問合せの多い、セロファンの廃棄処分方法についてご紹介をさせて頂きました。

 

 

最後まで、お読み頂きましてありがとうございました。

金本セロファン株式会社
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